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屋根瓦の雨漏りにコーキング補修は危険。プロが解説

瓦屋根の補修において、コーキングは『使い方次第で』非常に有効な手段です。

イロハトワン・森

まず大前提として日本瓦の施工においてコーキングを主に使う工事を推奨していません。

大事なことは
正しい使用方法と注意点を理解すること
です。

ただし、部分的にコーキングを上手く使うのは良いことなので使い方次第です。

この記事では、瓦の補修に役立つコーキングの効果や、施工時に注意すべきポイントを詳しく解説します。

瓦屋根は、特に、雨漏りやひび割れが発生すると、早急な対応が求められますので、参考にしてください。

またDIYの補修の注意点についても触れていますので、参考にしてください。

そもそもコーキングとは?

最初に「コーキング」と聞いても、何の事かわかりませんよね。

まずはコーキングの意味について。

コーキングとは、建物の隙間や接合部分を「シーリング材」で埋める作業のことになります。

瓦の隙間にコーキングを行う工事をラバーロック工法といいます。

瓦屋根のラバーロック工法の危険性・デメリットは?

瓦屋根のラバーロック工法は、瓦の「補修」や「コーキング」に使われる方法ですが、いくつかの危険性とデメリットがあります。

1)ラバーロック工法は長期的な耐久性に欠けることが多い

特に、紫外線や温度変化に弱く、時間が経つと「コーキング」部分が劣化し、再度補修が必要になることが少なくありません。

2)瓦の通気性を損なう可能性

また、この工法は瓦の通気性を損なう可能性があり、内部に湿気がこもることでカビや腐食の原因となることがあります。

さらに、ラバーロック工法は専門的な技術と知識が必要で、施工ミスが発生すると逆に瓦の損傷を引き起こすリスクがあります。

したがって、瓦屋根の補修には信頼できる専門業者に依頼することが重要です。

瓦のコーキング補修にかかる費用

一般的に、瓦の「補修」には「コーキング」や部分的な瓦の交換が含まれます。

コーキングを用いた補修は、1メートルあたり約1,000円から3,000円が相場です。

部分的な瓦の交換の場合、1枚あたり2,000円から5,000円程度が目安となります。

また、作業の難易度や業者の選定によっても費用が変動します。

屋根全体の状態を確認し、必要な範囲での補修を行うことが重要です。

特に、古い瓦や破損が広範囲に及んでいる場合は、全面的な修繕が必要となることもあります。

業者に見積もりを依頼し、詳細な費用を確認することが推奨されます。

ラバーロックが雨漏りになった事例

こちらの写真が、ラバーロックで屋根瓦を埋めてしまっている屋根の写真

瓦と瓦の間に生じる微細な隙間をコーキングする(埋める作業をする)ことで、雨水の侵入を防ぐことを目的としていますが

隙間をすべて埋める事によって逆に雨漏りの原因

になっていた事例です。

上記屋根の写真は弊社が雨漏りの工事見積の依頼を受けて屋根に登り調査した際のお写真です。

2階部分の屋根全てにコーキングをされてしまい、雨が外に出にくくなり屋根材と下地の間に長く雨水がとどまり、結果雨漏りが進行してしまった状態です。

コーキングで補修するメリットは、やはりコストが低い点が挙げられますがお写真のお客様は高い費用で間違った施工をされてしまい弊社にご相談をされました。

雨漏りについては瓦ではなく、その下のルーフィング(防水シート)の劣化での原因が多いためコーキングでは雨漏りは防げません。

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雨漏りをしている、または雨漏りを予防するためにラバーロック工法を推奨する会社にはご注意ください。

ラバーロック工法ではなく葺き替えが根本対策

ラバーロック工法は使用する材料がコーキングのみのため瓦の全面的な「交換」よりも、コーキングを使用した補修は費用が抑えられます。

そのため、会社によってはラバーロック工法で『地震対策』や『台風対策』を提案されるところもございます。

瓦の一部や棟の一部をコーキングすることで固定し災害の対策にもなりますが築年数が長く下地が劣化していたり棟瓦が歪んでいる場合は既存の瓦を使って原因箇所の根本から施工することをおすすめします。

瓦屋根の葺き直しや葺き替えは費用の高い施工ですが弊社では雨漏り箇所を特定し部分的に葺き直しをすることも可能です。

瓦を自分でコーキングする。DIYについて

DIYも可能です。

しかし、瓦を自分でコーキング補修することにはいくつかのデメリットがあります。

まず「専門知識」が必要です。

屋根の構造や雨漏りの仕組みを理解せずにコーキングをしてしまうと雨漏りを悪化させることになります。

適切な材料や方法を知らないと、補修が不完全になり雨漏りの原因になることがあります。

また、高所作業となるため、落下事故の危険性が伴います。

時間と労力を費やしても、結果が保証されないため、プロに任せる方が安心です。

イロハトワンの施工事例

ラバーロック工法の間違った施工により瓦の葺き直しの為にコーキングを撤去するところから施工が必要なため撤去費用や施工時間が余計にかかってしまいます。

時間とお金を余計にかけないために適切な施工を提案できる会社への相談、依頼を推奨します。

最後に、定期的な「点検とメンテナンス」を怠らないことです。

屋根に登って劣化状態や補修方法をご自身で判断できる方は少ないです。

弊社では瓦の専門の職人の診断により適切なお見積りを行いますのでお気軽にご相談ください。

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